脱毛の体験や、お買い得な初回プランなどで見かけることの多い「脇脱毛」。
脇の毛は、太く濃いうえに、夏は半そでやノースリーブの服を着ると見えてしまう可能性があるので、こまめに自己処理をする方が多いでしょう。
ただ、自己処理を続けていても毛はなくならないですし、ポツポツとしてしまったり、黒ずみができてしまうことがありますよね。
せっかくの夏なのに、脇の毛を気にして半そでばかり着てしまうのは、とてももったいないです。
今回は、そんな女子の悩みである脇の脱毛にかかる期間と回数を解説します。
短期間で終わらせる方法もご紹介しますので、脇の脱毛に通おうと思っている方は必見です!
脇脱毛は何回くらいで効果が出るの?
脇脱毛に関するプランは脱毛を行っているお店では、比較的リーズナブルに看板となる施術として紹介していることが多いです。
通い放題プラン、などを見かけることも多いかと思いますが、実際のところ脇脱毛は何回くらいで効果が出るのでしょうか?
結論から言いますと、”何回で効果が出ます!”という明確な回数はありません。
まず、毛の質や量などによっても異なりますし、どのお店でどのような施術をするのかによっても異なります。
では、具体的にどのような施術をするのかによって変わるのでしょうか。
脱毛サロンと医療脱毛で効果が出る期間は変わる?
脇脱毛の効果が出る回数は、どのような施術をするのかによって異なるというお話をしましたが、脱毛サロンと医療脱毛では効果の出る期間は変わるのでしょうか?
その答えはイエスです。
脱毛サロンと医療脱毛では効果の出る期間に差があるのです。
では、どのくらいの差があるのか、脱毛サロンと医療脱毛の回数と効果の目安を回数別にご紹介します。
回数 | 脱毛サロン | 医療脱毛 |
1回目~3回目 | 一度は抜けるが、
しばらくすると生えてくる |
全体の1/4くらいが
抜け落ちてくる |
4回目~6回目 | 少しずつ毛が薄くなる | 自己処理が不要になってくる |
7回目~10回目 | 自己処理が不要になってくる | ムダ毛が気にならなくなる |
11回目~ | ムダ毛が気にならなくなる | 施術しなくてもしばらくの間、
効果が続く |
このように脱毛サロンと医療脱毛を比べると、医療脱毛の方が少ない回数で効果が出やすいのです。
また、施術の効果が長続きするのも医療脱毛の特徴です。
医療脱毛はレーザーを使用して、高出力で施術するため効果が出るのが早いのです。
脇脱毛はなんで時間がかかるの?
脇脱毛で効果を実感するまでには時間がかかります。
サロン脱毛では、効果を実感し始めるのは4~6回目くらいからで、ムダ毛がほとんど気にならなくなるまでには11回ほどの回数を重ねる必要があります。
では、脇脱毛はなぜしっかりと効果が出るまでに時間がかかるのでしょうか。
理由①|毛周期に合わせて施術するから
脇脱毛に時間がかかる理由の1つ目は、毛の周期に合わせて施術をするからです。
毛には毛周期という、毛の生え変わる周期があります。
毛は一定の周期で生えて成長し、抜けおち、また生えてくるというサイクルを繰り返しているのです。
毛の周期はだいたい2~3ヶ月のため、毛周期に合わせて施術をすると、およそ2~3ヶ月おきの施術となるため、一定回数をこなすまでに時間がかかってしまうのです。
理由②|成長期の毛は全体の20%であるから
脇脱毛に時間がかかる理由の2つ目は、成長期の毛は全体の20%であるからです。
毛には毛周期があるとお話ししましたが、毛周期には成長期→退行期→休止期というサイクルがあるのです。
毛周期の中でも、脱毛器を当てて効果が発揮されるのは、「成長期」の毛に対してです。
「退行期」はわずかに脱毛効果はあるとされますが、あまり期待できず、「休止期」の毛は脱毛に最も適していません。
一度の毛周期の中で同時に成長期になる毛の量は、全体の約20%ですので、2~3ヶ月に一度その20%の毛に対してのみ効果が発揮されます。
全ての毛に対して一度で効果が出るわけではないので、時間がかかってしまうのです。
また、最大確立の20%で毎回処理できた場合、単純計算すると100%÷20%=5回で脱毛完了ですが、確実に20%の毛が毎回成長期であるとは限りませんんで、もう少し回数が必要となってくるのです。
そのため、成長期の毛が全体の20%であることを理由に脇脱毛は時間がかかってしまうのです。
理由③|部位によって毛周期の寿命が異なる
脇脱毛に時間がかかる理由の3つ目は、部位によって毛周期の寿命が異なるからです。
実は、同じ毛でも部位によって毛周期の寿命は異なります。
それぞれの毛周期の寿命について表でまとめてみましたのでご覧ください。
部位 | 毛周期の寿命 |
頭髪 | 2年~6年 |
顔 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
脇 | 1年~2年6ヶ月 |
太もも・ひざ下 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
腕・ひじ下・手の甲 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
VIO | 1年~2年 |
脇の寿命は、太ももや腕などに比べて長いことが分かります。
寿命が長ければ、その分脱毛が完了するまでにも時間がかかってしまいます。
そのため、脇脱毛は他の部位と比べて脱毛完了するまでに時間がかかるのです。
脇脱毛を早く終わらせるなら医療脱毛がおすすめ!
脇脱毛を早く終わらせるなら、医療脱毛がおすすめです。
脱毛サロンと医療脱毛で効果が出る期間は変わる?という項目で表にもまとめましたが、2つを比べてみると、効果が出る期間は医療脱毛の方が早いため、脇脱毛を早く終わらせたい方には医療脱毛がおすすめ。
しかし、効果が出るのが早い医療脱毛にもデメリットがあります。
それは脱毛サロンに比べて痛みが強いことと、価格が高額であるということです。
脇は毛が濃く太い部位のため、脱毛サロンでの施術でも痛みを感じやすい部位ではありますが、医療脱毛は脱毛サロンよりさらに強く痛みを感じます。
痛みの強さでいうと、輪ゴムでバチッと弾くような感覚や、ビリッと電流が当たったような感覚、という例えがされています。
痛みへの対処として麻酔をするサロンもあるようですので、痛みに強く、脱毛を早く終わらせたい方には医療脱毛が合いますが、痛みはあまり…という方にはサロン脱毛をおすすめします。
脱毛サロンに通いながら脱毛の期間を短くする方法
脱毛サロンでの脱毛は医療脱毛に比べて期間がかかってしまいますが、脱毛サロンに通いながら脱毛の期間を短くする方法というのもあるのです。
どんな方法を取ればいいのか、詳しくご紹介いたします。
通う頻度に注目しよう!
脱毛サロンに通いながら脱毛の期間を短くするために、まずは通う頻度に注目をしてみましょう。
まずはじめに脱毛サロンに通える頻度というのは、それぞれのサロンによって異なります。
同じ1年という期間でも、何回サロンに通うことができるのかによって、効果に差が出てきてしまうのです。
次に、脱毛頻度とその頻度で通った場合の回数別にかかる期間をご紹介します。
脱毛頻度 | 回数 | 期間 |
1ヶ月おき | 12回 | 11ヶ月 |
18回 | 1年5ヶ月 | |
24回 | 1年11ヶ月 | |
2ヶ月おき | 12回 | 1年10ヶ月 |
18回 | 2年10ヶ月 | |
24回 | 3年10ヶ月 | |
3ヶ月おき | 12回 | 2年9ヶ月 |
18回 | 4年4ヶ月 | |
24回 | 5年9ヶ月 |
どの頻度で通うかによって、同じ回数を施術するにしても、期間にかなりの差が生じることがお分かりただけます。
この表を見るだけで、頻度の短さも脱毛にかかる期間に大きな影響があるということが理解できますね。
さらに詳しく、脱毛サロンごとの通える頻度の差についてご紹介していきます。
脱毛サロンごとによって通える頻度は違う!
実は脱毛サロンごとによって、施術に通える頻度は違います。
脱毛の契約をするときには、どのくらいの頻度で通うことができるのかしっかりと事前確認することが大切になります。
今回は主要な脱毛サロンと脱毛に通える頻度を調査してみました。
脱毛サロン | 通える頻度 |
キレイモ | 60日に1回 |
銀座カラー | 1~3回目は1ヶ月に1回
4~8回目は2ヶ月に1回 9~12回目は3ヶ月に1回 13回目以降は5ヶ月に1回 |
ミュゼ | 1~3ヶ月に1回
(3ヶ月に1回程度しか予約のとれない店舗が多い) |
シースリー | 3ヶ月に1回 |
ヴィトゥレ | 3ヶ月に1回 |
脱毛サロンによって、通える頻度が異なっているということが分かります。
今回は回数パック制であったり、全身脱毛し放題の通える頻度について調査してみましたが、月額制プランなどでは、全身の部位を少しずつ施術して、1年かけてようやく全身を1回ずつ照射できる、という頻度のプランもありました。
そういったプランに対しては、「時間の無駄だった」「1年もかかってようやく1周だとは思っていなかった」といった口コミも多くみられました。
脱毛サロンを選ぶ際には、しっかりと通える頻度まで調査しましょう!
各脇脱毛サロンの終了期間と料金比較
続いては、各脱毛サロンの終了期間と料金比較を行いました。
脇脱毛はキャンペーン等で値段変動も多いため、今回は全身脱毛コースの12回で比較します。
脱毛サロン | 全身脱毛コース料金(12回総額) | 終了期間 |
キレイモ | 237,800円
(シェービング代込み) |
16ヶ月 |
銀座カラー | 290,050円 | 25ヶ月 |
ミュゼ | 288,750円
(シェービング代込み) |
36ヶ月 |
シースリー | 13回:190,000円 | 36ヶ月 |
ヴィトゥレ | 330,480円 | 36ヶ月 |
いいですね。によって、価格や通える頻度が大きく異なり、終了期間にも差があることが分かります。
どの項目を優先させるのかは、取れる時間とお財布との相談にはなりますが、少しでも短い期間で完了できれば負担も少ないため、回数や終了期間で選んでいただくことはおすすめします。
特に、これから進学や就職などを控えている方は、環境の変化があると、通えなくなってしまう可能性もおおいにあります。
なるべく環境の変化前に脱毛完了できるといいですね。
脇脱毛をよりスムーズに行うために気をつけたいこと!
脇脱毛をよりスムーズに行うために気を付けたいことは大きく分けて3点あります。
日焼けやタトゥーはNGなこと、ムダ毛の自己処理を行うこと、しっかり保湿をすることです。
なぜこれらに気を付けなければならないのか、理由を含めてアドバイスしていきます。
日焼けやタトゥーはNG!
脇脱毛をよりスムーズに行うために気を付けたいこと1つ目は、日焼けやタトゥーはNGということです。
なぜNGなのか、これは脱毛方式の仕組みに理由があります。
光脱毛は、光を照射して黒い色素(メラニン色素)に反応させることで毛根にダメージを与えていきます。
メラニン色素に反応することで、お肌にダメージを与えることなく、毛根の再生力が弱まるため徐々に毛が薄く、生えにくくなっていくのです。
まず日焼けがNGな理由は、日焼けというのは紫外線によってお肌がダメージを受けている状態のことで、お肌がやけどを負っているような状態なのです。
ただでさえダメージを受けているお肌に、脱毛の光を照射してしまうとさらにダメージがかかってしまい、お肌に赤みがでてきたり、お肌が荒れてしまうことがあります。
そのため、脱毛前に日焼けをしている方はサロンから休止期間として施術してもらえないことも多いため、脱毛をしている期間は日焼けをあまりしないように、日焼け止めクリームを塗ったり、つばの大きな帽子や日傘を常備するなどして、紫外線対策を行いましょう。
そして、タトゥーがNGな理由は、タトゥーがあるとやけどしてしまう可能性が高いからです。
光脱毛は、光を照射して黒い色素に反応させることで毛根にダメージを与えます。
照射範囲にタトゥーが入っていると、タトゥーの色をメラニン色素と勘違いして反応し、高温の熱を発してしまうことがあるのです。
光脱毛で60~70度、レーザー脱毛で200度以上の熱を浴びるとすぐにやけどしてしまうでしょう。
そしてやけどしてかさぶたがタトゥー部分にできてしまうと、それがはがれたときにタトゥーの色素が一緒に抜け落ちてしまったり、偶然やけどしなかったとしても、インクが高熱で変色・変質してしまいデザインを壊してしまうこともあります。
また、光を照射されてしまうとタトゥー部分に色素沈着が発生して、除去しようと思ったときに消えにくくなってしまうというリスクもありますので注意が必要です。
ムダ毛の自己処理を行う!
脇脱毛をよりスムーズに行うために気を付けたいこと2つ目は、ムダ毛の自己処理を行うことです。
自己処理がしっかりとできていないと施術自体をお断りしているサロンもありますが、その理由はメラニン色素に反応する脱毛の仕組みにおいて、毛が長く残ってしまっていると、本来毛根に働きかけなくてはいけないエネルギーが、生えている毛にかかってしまうからです。
毛根にエネルギーが働かないと、本来の脱毛効果が発揮されません。
そのため、脱毛の前日~3日前には自己処理を行って、長い毛は短くしておきましょう。
また、自己処理を行う際に気を付けていただきたいのは、肌を傷つけないようにするということです。
そのために、毛抜きやカミソリなどで処理をするのではなく、顔用の電気シェーバーで処理をすることをおすすめします。
しっかり保湿をする!
脇脱毛をよりスムーズに行うために気を付けたいこと3つ目は、しっかり保湿をすることです。
乾燥肌の方は、脱毛中にお肌がやけどをしてしまう可能性があるため、出力も控えめに設定されてしまいます。
お肌のことを考えての調整ですので仕方ないですが、それではどうしても効果が出るまでに時間がかかってしまいます。
また、脱毛後の赤いポツポツとした炎症は少し時間が経ったり、冷やすことですぐに元に戻りますが、お肌が乾燥してごわついたり、粉を拭いていたりすると、肌トラブルが悪化してしまう原因になってしまうのです。
保湿によってお肌のバリア機能を高めるだけでなく、ターンオーバーや修復機能を活性化させましょう。
お肌の水分量が上がれば、良い肌質になり、良い肌質は良い発毛環境を促すため、埋没毛や毛穴のたるみ、皮脂トラブルにも効果的です。
まとめ
今回は、脇脱毛にかかる期間と回数を解説し、短期間で終わらせるためのアドバイスについてもご紹介しました。
脇脱毛は、比較的脱毛が完了するまでに期間を要する部位です。
どうしても早く脱毛を終わらせたいという、痛みに強い方は、医療脱毛が効果の出るまでの期間が短いのでおすすめします。
ただし、サロン脱毛に比べて痛みが強いようですので、ご注意ください。
痛みが苦手であったり、医療脱毛にかかる料金が高い、という方にはサロン脱毛をおすすめします。
ただし、サロン脱毛もサロンによって、通える頻度が異なっていたり、かかる料金も異なっていますので、自分の理想とする脱毛完了期間を考えて、料金もあわせて比較していきましょう。
脇脱毛を始めて、ツルツルの脇になり、水着やノースリーブの服を楽しめるといいですね!
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