脱毛は毛周期にあわせて施術を行うから2カ月に1回って知ってる?!

脱毛の周期 全身脱毛

短い期間で効率よく脱毛を完了させるためには、回数をこなすのが一番効果的なのではと考えがちですが、実は回数を増やしても脱毛の効果を上げることはできません。

脱毛の効果を上げるためには毛周期を理解し、正しい間隔を空けて施術をおこなうことが大事といわれています。

しかし、まずは自分の毛周期を把握しなければ、どのくらいの間隔で通えばよいかわからないでしょう。

この記事では、ムダ毛の毛周期と脱毛で毛周期を考慮してスケジュールを立てる重要性、医療脱毛クリニックと脱毛サロンでも間隔の違いなどについてご紹介いたします。

毛周期とは

毛周期とは、体毛が発毛してから成長し抜け落ちるまでのサイクルのことです。

毛周期には3つの期間があり、その3つは下記のとおりです。

  1. 成長期ムダ毛が細胞分裂を繰り返し、成長し伸びる期間です。
  2. 退行期細胞分裂をしなくなり、ムダ毛が毛根から離れだし抜けやすくなる時期です。
  3. 休止期ムダ毛は完全に抜け落ちた状態で、次の発毛の準備に入ります。

毛周期を理解して、毛が伸び始める成長期に合わせて脱毛をおこなうことで、効率的にムダ毛を減らすことができます。

成長期

「成長期」はムダ毛が成長し伸びる期間で、この時期はさらに「成長初期」と「成長後期」のふたつに分けられます。成長期の違いは以下のとおりです。

成長初期
ムダ毛は肌の表面に出ず、皮膚の中で細胞分裂をおこなっている発毛の前の状態です。
成長後期
ムダ毛が発毛して肌の表面に出てきて、さらに成長していく時期です。

「成長期」のムダ毛は、毛根からしっかりと生えているので抜きづらいのが特徴です。

「成長初期」もしくは「成長後期」の状態にあるムダ毛の割合は、体毛全体の約20~30%といわれています。

退行期

「退行期」に入ると色素細胞がメラニンを生成しなくなり、分裂を繰り返し繁殖していた毛母細胞の活動もストップします。

それに伴い内側にある細胞が痩せ細り、ムダ毛の成長は止まっていきます。毛乳頭や毛母細胞で構成されている毛球部分は外側に動き出始め、毛根部分の大きさも少しずつ小さくなります。

「退行期」のムダ毛はメラニンが少なくなってきているので、光やレーザーに反応しづらくなります。

脱毛に適した時期とはいえないでしょう。

休止期

「休止期」とは毛の成長が完全にストップした状態で、毛が抜け落ちる時期です。

「成長期」の毛根が丸い形をしているのに対し、「休止期」の毛根の形は真っすぐな形をしています。

毛根が完全に退化しているため、生えている状態でもちょっとした力で引っ張れば抜け落ちる状態です。

「休止期」のムダ毛は光やレーザーの反応がないので脱毛施術をしても効果は期待できません。

なお、「休止期」のムダ毛は全体の60%~80%とされています。

部位別の毛周期

脱毛の施術はメラニンに反応しやすい「成長期」におこなわれますが、成長期のムダ毛の割合と毛周期のサイクルの長さは、ムダ毛の生えているところで異なります。

毛周期のサイクルが短いほど次のムダ毛が早く生えてくるので同じ期間でも多く施術を受けることが可能です。

部位ごとの成長期のムダ毛の割合と毛周期の長さは次のとおりです。

部位 成長期のムダ毛の割合 毛周期
20% 1ヶ月~2ヶ月
30% 3ヶ月~3ヶ月
腕・足 30% 1ヶ月~2ヶ月
VIO 20% 1ヶ月~2ヶ月

それぞれの毛周期については次項で詳しくご紹介いたします。

顔の毛周期は1ヶ月~2ヶ月で比較的サイクルが早いので短期間で多くの回数を受けられます。

しかし、ムダ毛が細く脱毛機器の光やレーザーが反応しづらいので、効果が出にくい箇所でもあります。

毛が細いので、脱毛時の痛みは感じにくいといわれています。

女性ホルモンのバランスで肌の状態が変わりやすい部分のため、生理中は痛みを感じやすくなる方もいるようです。

乾燥肌の方も痛みを感じやすく肌荒れになる可能性が高いので、日ごろから保湿を心掛けておくことが大切です。

脇の毛周期は2ヶ月~3ヶ月と他の箇所に比べて長めなので、施術の間隔は長くなります。

しかし、ムダ毛が太くて濃いため、光やレーザーに反応しやすいのが特徴です。

反応しやすいために顔の施術に比べたら痛みは多少強くなります。

しかしその分脱毛の効果を実感しやすい場所です。

脱毛の施術を3回受けるだけでもかなりムダ毛を減らすことができ、脱毛を完了させるまでに時間がかからない箇所でもあります。

腕・足

生え変わりの早いイメージが腕と脚ですが、毛周期は比較的短い1ヶ月半~2ヶ月です。

生えているムダ毛も太いので光やレーザーに反応しやすく、ムダ毛の減り具合を実感しやすい箇所でしょう。

脇と並んで完了までの時間がかかりません。

生えているムダ毛が少ないので熱がこもることもなく痛みも少ない箇所です。

毛が細く量が少ない方は光やレーザーに反応しにくいので、その場合は照射パワーをあげるか施術の回数を増やすなどの対処をとるとよいです。

VIO

VIOは皮膚が薄く特に敏感なエリアです。

しかし脇同様にムダ毛が太く生えていて量も多いので、痛みを感じやすい箇所でしょう。

毛周期は1ヶ月半~2ヶ月と短めなので短期間で効果を実感しやすい場所ではありますが、痛みを和らげるために照射パワーを低めに施術する場合は効果が少し下がります。

状況次第では施術の回数を増すことも必要です。

また、生理のときは施術ができないので、うまくスケジューリングがしないと脱毛を完了するのが予定より長くかかってしまうこともあります。

医療・サロン脱毛と毛周期の関係

光脱毛やレーザー脱毛は、ムダ毛を作る「毛母細胞」と「毛乳頭」などの組織細胞に光やレーザーを当て、細胞を破壊することで生えてくるムダ毛を減らす方法です。

そのため、できるだけ多くの組織細胞を破壊するためには、ムダ毛が「毛乳頭」に繋がっている時期を見計らって施術をおこうことが大事です。

「毛乳頭」とムダ毛が密着している状態は、毛の成長とともに変化するので、毛周期を理解して施術のスケジュールを立てれば効率よく脱毛できます。

ここでは、効果が出やすい時期や適切な間隔、回数などについてご紹介いたします。

効果が出る時期

「成長期」のムダ毛は毛乳頭にしっかりと繋がっているので、光やレーザーを当てたときに一番ダメージを与えることができます。

脱毛効果が高まり、脱毛施術に適した時期です。

逆に「後退期」や「休止期」はムダ毛が「毛乳頭」から離れてしまっているので、せっかくお金をかけて脱毛の施術を受けてもほとんど脱毛効果はありません。

なお、脱毛方法の中でも「ハイパースキン方式」は休止期の発芽因子に作用するので、休止期でも脱毛が可能になります。

適切な脱毛施術の間隔

医療脱毛クリニックと脱毛サロンでは、適切な脱毛施術の間隔が異なります。

これは、脱毛方法「医療レーザー脱毛」と「光脱毛」で用いる機器の違いによるものです。

間隔の違いは以下のとおりです。

<脱毛の間隔>

  • 医療脱毛クリニック:2ヶ月に1回
  • 脱毛サロン:1~2ヶ月に1回

どちらも「毛乳頭」や「毛母細胞」にダメージを与えますが、医療レーザーの方がより強力な照射が行えるため、施術を受けるほど次のムダ毛が生えるまでに時間がかかるようになり、次の施術の間隔は長くなっていきます。

ムダ毛の状態を見て施術間隔の調節を行い、3回目くらいから間隔が長くなるようです。

一方、「脱毛サロン」での施術は医療レーザーほど強力ではないため、時間をかけて毛にダメージを与えます。

そのため、施術間隔が極端に短くなることはほとんどありません。

脱毛完了に必要な施術回数

医療レーザー脱毛は価格が高いというデメリットがありますが、レーザーの出力が高く効果が出やすいので脱毛を完了させるまでの回数も美容脱毛に比べて少なく済みます。

脱毛効果はムダ毛の太さが左右するので個人差があり、部位によって効果も異なるので一概にはいえませんが、それぞれの脱毛を完了するまでに必要なおおよその回数は次のとおりです。

脱毛方法 自己処理が不要になるまでの期間 肌がツルツルの状態になるまでの期間
医療クリニック 約6回 約12回
脱毛サロン 約8回 約18回

これを見ると、脱毛サロンで施術を受ける場合、医療レーザー脱毛の約2~3倍の時間がかかることになります。

できるだけ費用を抑えつつ可能な限り早く脱毛を完了させたい方には、最初に脱毛サロンである程度脱毛し医療レーザー脱毛クリニックで脱毛したり、両者を並行して利用したりする方法もあります。

毛周期を見分ける方法はある?

残念ながら毛周期を正確に見分ける方法はありません。

ムダ毛を抜いて毛根の状態を確認すれば、それぞれの毛がどの状態にあるか程度は知ることができます。

しかし、ムダ毛は一斉に生え始め一斉に抜けるわけではなく、一本一本の毛周期も完全に一致しません。

また、長さを見ただけでは毛周期を見極めることは難しいでしょう。

毛周期と関係なくできる脱毛

すべての脱毛方法が「後退期」「休止期」に効果が出ないわけではなく、SHR脱毛であれば光やレーザー脱毛と脱毛の仕組みが違うので毛周期に関係なく施術をおこなえます。

SHR脱毛のSHRはスーパー・ヘアー・リムーバブル(superhairremovable)の略で、光脱毛方法のひとつです。

毛包に熱を加えて、ムダ毛のもととなるバルジ領域を弱らせることで発毛を抑制します。

光脱毛では成長期の毛根にダメージを与える方式が多いのですが、SHRでは「後退期」「休止期」でも毛包があれば脱毛の成果をあげられるのです。

また、SHR脱毛はメラニンに反応させるわけではないので、メラニンが少なく光やレーザーに反応しづらい金髪や産毛の脱毛にも大変効果的です。

「施術中の痛みが少ない」「日焼けをしていても施術ができる」「施術時間が短い」などのメリットがありますが、SHR脱毛を導入している脱毛サロンが少なく施術を受けづらいのが難点です。

毛周期を無視して脱毛したら

脱毛を早く完了させるためには回数を増やせばよいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、結論からいうと毛周期を無視して脱毛の施術をしてもそれほど効果はあがりません。

脱毛の効果を上げるためにはムダ毛がないといけませんから、毛が生え始めるまではある程度の時間をおく必要があります。

肌のことを考えて回数を増やすために弱い出力でおこなっても、毛乳頭を刺激してかえって毛深くなってしまったり、逆に間隔を空けすぎても効果が出なかったりすることもあります。

脱毛の施術は、毛周期にあわせて適切な間隔を空けておこなうことがとても重要です。

間隔を空けることが必要な理由については、さらに次項でご紹介いたします。

2ヶ月以内の脱毛は無駄打ちが多い

施術を受けてから2ヶ月以内は、抜けた後の毛が生え切っておらず、成長期のムダ毛がまだ増えていない状態です。

この状態で脱毛の施術を受けても無駄打ちになることが多いのです。

最低でも2ヶ月以上間隔を空ければムダ毛も適度に成長しているので、一回の照射で多くの毛根周辺の組織細胞を破壊できます。

一回の施術で多くの組織細胞を破壊できれば、間隔を長めにとっても結果的に早く脱毛を完了させることができ、費用も安く抑えることができます。

短期間での施術は肌にもダメージ

体内でメラニンがあるのは体毛だけではありません。皮膚にもメラニンがあるため、脱毛施術は肌にも負担がかかります。

そのため、短いスパンで脱毛の施術を続けると、シミができたり、肌にダメージを与え火傷のような炎症を起こしたりすることもあるので注意が必要です。

まとめ

結婚式やパーティー、彼氏や友達との旅行の予定があると1日も早くムダ毛のないきれいな肌を手に入れたくなります。

しかし、毛周期を無視して脱毛の施術の回数を増やしても効果は上がりません。

短期間で脱毛の施術を受けても毛が成長しきっていないため効果が低い上に、肌にも負担が大きくなってしまいます。

脱毛のスケジュールを組むときは脱毛サロンやクリニックが推奨する間隔を空けて無理のないスケジューリングを心掛けてください。

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